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当直1回5万円は時給いくらか、手元にいくら残るか

公開 2026-09-08バイト 当直 税金

日当5万円の当直を拘束時間で割ると時給3,125円。本業の年収が1,500万円なら、税引き後に手元に残るのは1回あたり約2.9万円です。年収別に計算しました。

当直バイトの求人は「1回5万円」「1回8万円」と日当で書かれています。この数字を、①拘束時間で割った時給、②本業の年収に上乗せしたときの手取り、の2つに直すと、同じ5万円でも見え方がかなり変わります。計算はバイト換算ツールと同じ式です。

拘束時間で割ると

当直は夕方から翌朝までの拘束が普通で、16時間前後になります。日当5万円を16時間で割ると時給は 3,125円。同じ5万円を8時間の日勤スポットでもらえば時給は 6,250円 で、2倍の差があります。

勤務日当拘束時給換算
当直(寝当直を含む)50,000円16時間3,125円
日勤スポット50,000円8時間6,250円
当直(救急対応あり)80,000円16時間5,000円

「寝られる当直」なら時給の低さは許容できる、という判断はもちろんあります。ただ、求人を横に並べて比べるときは、まず同じ単位(時給)にそろえてからのほうが、条件の違いが見えます。

本業の年収で手取り率が決まる

バイトの給与は本業の給与と合算して所得税・住民税がかかります。所得税は超過累進で、課税所得が900万円を超える部分は33%、1,800万円を超える部分は40%です(復興特別所得税2.1%が上乗せ)。住民税は一律10%。つまり、本業の年収が高い医師ほど、バイト収入のうち税金で消える割合が大きくなります。

日当5万円・拘束16時間の当直を月2回(年24回、額面120万円)した場合の試算です。2026年分の所得税率・給与所得控除・基礎控除、協会けんぽ東京都の料率で、バイト先では社会保険に加入しない前提です。

本業の年収バイトにかかる税率(概算)年間の税金の増加年間の手取り増1回あたり手元に残る額
1,000万円約30%約35.5万円約84.5万円約35,200円
1,200万円約33%約39.9万円約80.1万円約33,400円
1,500万円約41%約49.5万円約70.5万円約29,400円
2,000万円約44%約52.2万円約67.8万円約28,300円

本業が1,500万円の医師にとって、5万円の当直は 手元に残るのが約2.9万円 です。年収1,000万円の医師と比べて、同じ当直で1回あたり6,000円近く差が出ます。

税率が「約41%」になる理由は、年収1,500万円の課税所得がちょうど33%の帯にあり、そこに住民税10%が乗り、復興特別所得税で少し増えるためです。年収1,200万円では、バイト分の一部が23%の帯、残りが33%の帯にまたがるので、平均すると33%前後になります。

回数を増やすとどうなるか

日当8万円(救急対応あり・拘束16時間)を月4回、本業1,500万円の場合、年間の額面は384万円、税引き後は約221万円で、1回あたり約46,000円です。額面の57%が手元に残る計算になります。回数を増やしても手取り率はほとんど変わらず(33%の帯の中に収まるため)、1,800万円の帯を超えたところで40%の帯に入ります。

見落としやすい3点

使い方

求人の日当と拘束時間、本業の年収をバイト換算ツールに入れると、この記事と同じ計算が自分の条件でできます。年収ごとの手取りの全体像は年収別の手取り早見表に載せています。

計算は概算です。標準報酬月額は等級表ではなく月給をそのまま使い、自治体ごとの住民税の超過課税は反映していません。

出典

確認日 2026-09-08。数値は出典の公表時点のものです。